普段、カウンセラーとして多くの人のお話をお伺いするのですが、あらためて状況や感情を言葉にすること、話すことの大切さを感じました。

 

カウンセリングを知るまでは、

「話してどうなるねん」「話しても何も解決せぇへんがな」「誰も聞いてくれへん」

と思っていた僕が、カウンセラーになっているのですから驚きますよね(笑)

 

では、なぜ話すことが大切なのか。

 

それは、自分の気持ちが整理できるからだと思います。

自分の状況や、問題、悩んでいることを言葉にしてアウトプットすることで、自分の本当の気持ちに気づけたり、今の状態を客観的に見やすくなったりします。

 

うまく話せなくても良いんです。箇条書きのような片言の言葉でも良いんです。

アウトプットしていくことが大切です。

 

感情は、感じると消えていくので、話すことで感情を感じていくこともできます。

ネガティブな感情も吐き出してしまえば、また頑張ろうと思えたりします。

 

話を聞いてもらうだけなら、カウンセラーでなくても良いと思います。

しかし、話をしたくても相手に余裕がなかったり、友人知人には話せないような内容だったり、誰にも話せずに一人で抱えてしまうことも一般的によくあるのではないでしょうか。

 

勇気をだして話してみたけど、相手がそっけなかったり、否定的な反応をされたりしたら、「理解してもらえない」「受け入れてもらえない」と、感じてしまって余計に孤独な気持ちになってしまい苦しくなる。なんてことも。

 

そして、「どうせ話しても無駄」「話すと怒られる」と思って、だんだん話をしなくなってしまうのではないでしょうか。

 

苦しいとき、しんどいとき、ひとりぼっちだと感じるとき、そんなときに話を聞いてくれる人、否定せずに聞いてくれる人、そんな寄り添ってくれる人や理解してくれる人の存在は、とても大きな勇気になります。

 

 

問題に直面して心が折れそうなとき、ひとは孤独です。

そんな孤独を、繋がりは癒してくれます。

それは、親戚や先生や友人やパートナー、もしかしたらカウンセラーなのかも知れません。

 

誰にも言えないようなことでも、面識のない人やカウンセラーになら話せる場合もあるでしょう。

 

カウンセラーも色々です。

性別や年齢、生い立ちから経験してきたことなど、実に様々なカウンセラーがありますので、自分に合ったカウンセラーを見つけてください。

 

自分に合ったカウンセラーとは、

「話していて楽しい」「安心できる」「癒される」「泣いてスッキリできる」「受け止めてくれる」「勇気が持てる」「モチベーションがあがる」など、色々あると思いますが、何でも良いです。

 

もう一度話してみたいな。と思えるカウンセラーが「自分に合うカウンセラー」だと思います。

絶対に「自分に合うカウンセラー」は居ますので、諦めないでください。

 

そして、どんどんアウトプットしてください。

 

状況を整理して客観的にとらえることができたり、自分の気持ちに気付けたり、何か見えるものが必ずあります。

 

そして何より、心理学を学ぶカウンセラーは、目から鱗が落ちるような面白いことを言うかも知れませんしね(笑)

 

これからの日本でも、一般的に気軽にカウンセリングが受けられるような世の中になれば、もっと楽しく豊かになっていくのではないかな?と思います。